【シネマ歌舞伎】海神別荘【坂東玉三郎と市川海老蔵のめくるめく泉鏡花の世界】

いやー、ただただ美しくってウットリです(*^_^*)

玉三郎サマの役名は、ズバリ「美女」。
並の女性が演じるならば、笑ってしまいますが、玉三郎なら役名をも凌駕する美しさがありますので、全くイヤミになりません!

そして、海老蔵は、海神の息子で乙姫の弟「公子」の役。人間離れした役がピッタリ(^^;
さらに、公子は、ちょっとアタマが弱くてひたすらポジティブ。ネガティブなことがキライ。「主役」の王道。似合い過ぎ(笑)。

ハープと水の音に包まれた海底の美しい城の中。
結局、ここで、あらわになるのは、人間の醜い部分なんですよね。
本編前の玉三郎の解説で
「鏡花は潔癖症の人。モノでもヒトでも、美しい物とそうでない物をハッキリ分けている」
という意味がよくわかります。

美女は元々、人間で、波にさらわれて公子へ嫁ぐことに。
見返りとして、公子が、美女の両親へ海の幸や財宝を送ると、両親は娘を簡単に忘れてしまいます。
せめて、生きていることだけでも、両親に知らせたいという美女に、
「もうおまえは、人間ではない。ヒトの目には、大蛇にしか見えぬ」
と公子。
言葉どおりであったことを悟って絶望する美女。
ほとんどの人間には、本当の美しさはわからないということなのです・・・・・。
公子が口にする「クガ(陸)」という言葉が「苦河」「苦我」に聞こえてしょうがない(^^;

嘆く美女にイライラして、刀を抜く公子。
自分を殺そうとする公子のの気高く澄んだ顔に、惚れてしまう美女。
あまりの二人の色気にゾクゾクしてしまいます(*^_^*)

実際に舞台で観ると、もっと美しかったでしょうね!
「天守物語」も観たいです(*^_^*)
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Commented by oomimi_usako at 2012-03-05 10:28 x
鏡花もので玉さまといったら、もう目がないのですが・・・エビちゃんがねぇ~ちょぉっと不得意でございましてね、ご存知の通り。
見たいわ~。
エビちゃん抜きで。(juneさまには申し訳ないけど^^;)
でも、今年のゼミ新年会で先生に、不得意だと言う話を申し上げたら、
“そうなんですか?では、usakoさんをエビ好きにしないと”と言われてしまい、恐怖に慄いております。
Commented by june_h at 2012-03-06 12:25
>usakoさま
エビさんにアンチが多いのはよく存じております(笑)。
私は好きなんですが、贔屓目に見てもまだまだ出来不出来に波がある感じで(^^;
素材は申し分ないと思うので、年齢を重ねていって、演技がどうなるか、期待しております。
恩師の方にusakoさまが「洗脳」されたアカツキには、お知らせください(^^)
by june_h | 2012-03-04 12:21 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(2)