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「魂を磨くアセンションを阻む闇の手口」 鈴木啓介 著 ビジネス社

「タイトルが胡散臭くてオドロオドロしいけど、中身は地に足が着いて良い本」ということで、友達から勧められて読みました。
書いてあること、イチイチごもっともで、一気に読んだら目が痛くなりました(^^;
スピリチュアル系に興味のある人なら、必ず読んで欲しい本です!

魂を磨くアセンションを阻む闇の手口

鈴木啓介 / ビジネス社


著者の鈴木さんは、元々、外資系製薬会社に長年勤務していた、スピリチュアルな世界には、全く無縁だった方。
しかし、ある日、不思議な体験をして、チャネリングできるようになったんだそうです。

今では、チャネリングのセミナーを主催するほどの方ですが、この世界、いろいろ注意が必要だと言います。

世の中にチャネラーやヒーラーを名乗る人は多けれど、現世利益を謳う人や、「キリスト」「ブッダ」などのビッグネームを持ち出す人は要注意!
良くないモノとつながって、悪い波動を出していたり。それにつられて集まる人も、欲の皮突っ張ってたり(^^;

人のために「能力」を使うというより、自分は特別な人間であることを示したいという自己顕示欲が見え隠れする人も。

別に、この世で超能力者にならなくったってイイんです。
超能力者じゃなくったって、素晴らしい人はたくさんいます。
それに、あの世に行ったら、空飛んだり、テレパシー使ったり、一瞬で行きたい場所に行ったり。もれなく全員超能力者になれるんですから(^^;

「肉体」という制限の中で、この世でしかできないことをしに来ているんです。
苦労を乗り越えた末の感動とか、嬉し涙とか、誰かを憎んだり傷ついたりすることでさえ、この世でしか味わえないんですよ。きっと。

霊能者とかチャネラーとかって、骨董屋さんと同じだと思うんです。
自分に「見る目」がないと、ニセモノばっかり集まって来てしまうという(^^;

この世には、完全な人はいないんです。
どんな聖人君子でも「エゴ」から逃れられないんです。
最初は、素晴らしい人でも、周囲から持ち上げられているうちに、道を踏み外すことだってあるのです。
自分で考ることをせず「教祖」に判断を全部預けてしまうなら、それは、依存以外の何物でもありません。

興味深いスピリチュアルな世界、間口は広そうですが、付き合い方には注意!ですね。

・・・・・しかし、いつも思いますけど、この本の出版元の「ビジネス社」は、ビジネスの本じゃないのもたくさんありますね(^^;
by june_h | 2012-06-14 12:42 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)