2012年 08月 10日
ドビュッシー、音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで@ブリヂストン美術館
元々、楽譜を読むのが苦手なのに、ドビュッシーの曲って、フラットが5つも6つもついてて、音符拾うのが大変でねー。
そんなだから、練習、面倒くさくて、全然しなくて、先生に何回叱られたか(^^;;;
・・・・・とまあ、愚痴から入ってしまいましたが(笑)、音楽家の美術展ということで、興味を持ちました。
ドビュッシーに関する美術品ということで、ドビュッシーの肖像画はもちろん、当時のフランスで流行っていた印象派、ジャポニズム、アールヌーヴォーの作品などなど。
楽譜ももちろんありましたよ!同時代のエリック・サティの楽譜も。私、大好き♪
面白かったのは、数小節の楽譜が書かれた日本の大きな扇子。
ドビュッシーがササッと書いて、好きな女性に贈ったものだそうですが、彼にとって、作曲は「作詩」と同じようなものだったんだと思いました。
そして、展示物の中には、絶対、カミーユ・クローデルの彫刻『ワルツ』がある!と思って行ったら、予想通りありましたよ。これが見たかったのよね(^^)
カミーユ・クローデルは、女性彫刻家で、ロダンの弟子兼愛人だったのですが、一時期、ドビュッシーと付き合っていたのです。
ドビュッシーは、彼女と別れた後も、『ワルツ』をずっと持っていて、亡くなった時も、寝室に飾ってあったのよね。
何度見ても、今にも動き出しそうな雰囲気とか、ラインとか、美しい!
カミーユと『ワルツ』が、ドビュッシーに多大なインスピレーションを与えていたことは、想像に難くないです!
他にも作品がたくさんあって面白かったですが、ドビュッシーの展覧会なら、楽譜がもうちょっと見たかったなー。
夏休みということで、熱心にメモを取っている学生もたくさん見受けられましたよ!