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【日本映画】うまれる【赤ちゃんと夫婦のドキュメンタリー映画】

赤ちゃんをめぐる、様々な夫婦のドキュメンタリー映画。
「胎内記憶」を研究されている池川明先生や、映画「玄牝」の吉村正先生が出演されているということで、ずっと見たかったんです。でも、機会を逃してしまってそのままになっていて・・・・・。
そうしたら、ウチの近くのシネコンで、上映会があるとのこと!予約を入れて見に行きました。

この映画には、数組の夫婦が登場します。

夫も妻も、親から虐待された経験があって、子供を持つことに不安があったけど、お互い愛しあって子供を望み、もうすぐ、出産を控えている夫婦。
出産前の検査で、障害のある赤ちゃんだとわかったけど、生むことを選んだ夫婦。
出産予定日に赤ちゃんの心音が止まり、亡くなったその赤ちゃんに名前を付けた夫婦。
不妊治療を続けたけど、結局、子供を持たない選択をした夫婦・・・・・。

出産を控えた夫婦は、いろいろと不安に思いながらも、臍の緒をどの部分で切るか話し合ったり、「姿を見たことないのに好きなんだよー。スゴいよね!」なんて話したり。
本当に楽しそう!

よく、子供は、親を選んで生まれてくるって言いますよね。
私の友人の子供も
「お空の上で、大きなテレビを見てたら、ママが映ったから、ママの所に来たんだよ!」
なんて、言っていたそうです。

一方、産婦人科の女医さんは、子供が欲しくて、9年間不妊治療を続けたけど、結局授からず。
そんな彼女の元には、堕胎目的の患者も訪れるわけで・・・・・。
その女医さんは、言いました。
「よく、子供は、親を選んで生まれてくるって言うけど、本当なのかしらって思う」
・・・・・そう思う気持ちも、本当にわかります。

それぞれが悩んで、それぞれの選択をした結果、毎日を大切に生きているご夫婦ばかりでした。

結婚するかしないか、生むか生まないか、自然出産か人工受精か・・・・・選択肢はいろいろあります。そう選択せざるを得なかった人も。

でも、人によっては、別の立場の人を羨んだり責めたり。
そうかと思えば「自分の選択は正しかったのか」と悩んだり。
この映画を見ると、自分以外の立場の人、自分とは違う選択をした人のことがよくわかります。
そして、きっと、他人の人生を自分と比べて悩むより、自分の人生を一生懸命生き、家族を大切にした方がよいと思えるでしょう。

上映会は、あちこちで常時あるようです。
子育てに悩む方、興味のある方はぜひ!
by june_h | 2012-08-27 12:17 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)