2012年 10月 11日
「ステップ バイ ステップ」 小塚崇彦 著 文藝春秋
かなりアイドルチックな写真集で、ちょっとフフッて笑っちゃったんですけどね(^^;
小さい時の写真もありましたが、小さい時から小塚くん、耳がおっきくてカワイイです(^^)
小塚くんは、成長ぶりが特によくわかる選手。今年は、ジャンプが良くなったとか、表現力が伸びたとか・・・・・。
最初テレビで見たとき、真面目でシャイな印象を受けました。
また、お祖父様もお父様もフィギュアスケート選手だということで、プレッシャーが強いんだろうことも想像できました。成績の良し悪しより、父親に怒られる方が恐いと言っていましたから。
でも、この本を読むと、小さい時からわりと適当に息抜きしていたようですね。
ただ、遊び過ぎて試合がグダグダになることもあったみたいですけど(^^;
真面目なだけでは、なかったようで、ちょっと安心しました。
わりとマイペースな小塚くんに対して、高橋大ちゃん(高橋大輔)は、気遣いが細やかですね。
バンクーバーオリンピックの選手村で、織田信成くんも入れて3人が同室だった時、大ちゃんは、後の2人に個室を譲って、自分はリビングで寝たんだとか。
リンクで、練習中に小塚くんとぶつかったときも「気にするな」って、小塚くんを気遣ったり。
注目されていると、いろいろ言われて大変だと思います。
ちょっともったいないと思ったのは、この本の編集。
フィギュアスケートを始めてから、東日本大震災までのことが、試合を中心に羅列されていますが、父親との関係とか、震災で感じたこととか、いくつかのエピソードについては、もっと掘り下げて欲しかったです。
特に、震災後に、小塚くん自身がプロデュースしたフリープログラムの曲『ファンタジア・フォー・ナウシカ』には、彼自身の強い意志とメッセージを感じていただけに、もっといろいろ知りたかったです。
一試合ごとに、一年ごとに、必ず何かを見つけて糧にしていく小塚くん。
なにはともあれ、今後の彼の成長ぶりが楽しみです♪