2013年 05月 08日
河鍋暁斎の能・狂言画@三井記念美術館
暁斎は、狂言を習っていて、免状も持っていたそうです。
そのためか、描かれている人物が、身体のどの部分に重心を置いているのか、身体をどのように動かしているのか、よくわかります。
見ている私も、その部分にチカラが入っちゃう(^^;
暁斎の絵は、「目で見る」というよりも「身体で見て」しまいます。
面白いのは『道成寺図(鐘の中)』。
能『道成寺』の、鐘の中の鬼女が、手鏡を見ながら身なりを整えている様子を描いています。
この場面を描いた絵は、数多くありますが、こんな切り口のものは、なかなかないでしょう(^^;
あと、不思議だったのは『東海道名所之内 御能拝見之図』。
能を見ている客達が、やたらと騒がしそう(^^;
歌舞伎ならともかく、能でこんなに盛り上がるかな!?・・・・・あ、退屈だから?
やっぱり、下絵に感動しますね。
能面なんて、表情はもちろん、線からイキイキしてますもん!
一つ一つ、何を描きたいのか、何にスポットを当てているのかがハッキリしています。
ミュージアムショップで、大好きな「美人観蛙戯図」のクリアファイルを購入しました。
この絵を見ていると、幸せな気持ちになるんです。
これを描いていたときの暁斎も、幸せな気持ちだったのかしらと想像してしまいます(^^)
場所が場所ゆえ、美術展を見終わったらいつものように、 三越でお買い物しましょう、とか、 千疋屋でパフェを食べましょう、とか、 場合によっちゃぁ銀座でも寄ろうかしら、などと、 俗な企みを持って出掛けました。ところが、 ー 千疋屋の パフェにも勝る 河鍋暁斎 usa子 ー 見事な作品の数々に、とても感動しました。 たくさんのことを学んで吸収出来たあとは、大きな充足感...... more
とても感動いたしました。
ガラスに鼻紋たくさんつけてしまったかも(^^;)
TB頂戴いたします。