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キム・ナンドのソウル白熱教室「就職の悩み:コチャン高校職業選択の十戒」@Eテレ

たまたま目にした番組で、面白かったので、4週全部見ちゃいました(^^)

ソウル大学生活科学学部のキム・ナンド(김난도)教授の、韓国での一般講演会です。
韓国では有名人で、日本でも著書『つらいから青春だ(原題:아프니까 청춘이다)』が翻訳されています。

聴講者達が、就職の悩み、女性の悩み、子育ての悩みを教授に次々とぶつけ、教授が明解に答えていきます。
見ていて、韓国人も、日本人と悩みは一緒だなあと感じました。

客席から就職の悩みについて上がった時、教授が出したのがこれ。

■コチャン高校職業選択の十戒
1. 給料が少ない方を選べ
2. 自分が望む所ではなく、自分が必要とされる所を選べ
3. 昇進のチャンスがほとんどない所を選べ
4. すべて条件が揃っている所は避けて、イチからはじめなければならない荒れ地を選べ
5. 先を争って人が集まる所には絶対に行くな。誰も行かない所に行け
6. 将来性がまったくないと思われる所に行け
7. 社会的な尊敬が期待できない所に行け
8. 真ん中ではなく、端に行け
9. 両親や配偶者、婚約者が命がけで反対するところなら間違いない。迷わず行け
10. 王冠ではなく断頭台が待つ所に行け


コチャン高校(居昌高等学校:거창고등학교)は、キリスト教系の私立高校。
韓国の多くの高校が大学予備校と化している中、畑仕事など生活実践的な教育をする高校として有名です。
そこの校訓として掲げられているのが「職業選択の十戒」です。

「十戒」とあるので、キリスト教の犠牲の精神を表しているのかもしれませんが、私は、面白いと思いました。

韓国も日本もそうですが、社会的地位が高いとか、給料が高いとか、そういう職業をみんな目指します。
しかし、みんなが同じ場所を目指したら、社会は成り立たなくなってしまいます。
みんなが目指さない場所で一生懸命努力すれば、オンリーワンになるのは、それほど難しくないかもしれません。
それに、人の評価なんて移ろいやすいものですからね。

教授も
「今の社会では、専門性が求められている。学歴や地位が高い人間よりも、実績や専門性を持っている人間が選ばれるのだ」
と言っていました。

韓国は、IMFの管理化に置かれた1997年以降、「新自由主義」と呼ばれる日本より激しい競争社会となりました。
大卒就職率は50%。
財閥系企業への就職を目指す人がほとんどで、就職試験に落ちると、就職浪人になったり、留学をして再挑戦したりする人も多いそうです。
国力を上げるための自由競争が奨励されたわけですが、貧富の差の拡大など、弊害も出てきているのです。

キム・ナンド教授は、行き過ぎた資本主義ではなく、「温かい資本主義」を目指すべきだと言います。
でも、教授自身の息子さんは、就職浪人しているみたいですけどね(^^;
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by june_h | 2013-06-12 12:21 | テレビ ドラマ ドキュメンタリー | Trackback | Comments(0)