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「悪女たちの残酷史」 岳真也 著 講談社

「悪女」縛りなので、マリリン・モンローもダイアナ妃も「悪女」に見える視点で、書かれていて、鬼子母神レベルでヤバい、アフリカのジンガとか、若干「盛ってる」ような話もありそう。
でも、旅先でサラっと読めるような読みやすさで、面白かった。



この本に登場する女性達の多くは、女王とか貴婦人とか、権力と財力を持つ人達。
財力と権力が無限に使えて、生殺与奪の権利も当然あるけど誰にも怒られない状態(笑)。
自分の欲望が最大限に叶えられた人達。
彼女達の望みの多くは叶えられたが、だからといって、幸せには見えぬ。
だから思う。
望みが叶うことと幸せになることとは違う気がする。。。。。

読んで思ったのは、
「もし、自分の欲望を無限に解放したら、最終的にどうなるんだろう?」
ということ。
私は何を望むんだろう??

by june_h | 2024-10-30 11:07 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)