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『ハケンの品格』最終回@日本テレビ

あー。とうとう終わってしまいました。
でも、きっとまた、続編があるよね。そんなラストシーン。
大泉さんが出てなかったら、見なかったかもしれない。そんなわけで、こんな面白いドラマに出会わせてくれた大泉さんに感謝!

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バップ


派遣社員と正社員のドタバタを描いたドラマ、ということで、見たらきっと暗い気持ちになるんだろうなあと思っていたのですが、くるくるパーマ正社員の東海林さんと、スーパー派遣社員の大前さんのやりとりが面白くって、毎回あっという間に終わってしまうという印象でした。

ただ面白い!で終わってしまうドラマではなくて、派遣社員と正社員、両方の苦しさがよく描かれていて「このドラマを永田町の人たちに見てほしい」と訴えていた、脚本家の中薗ミホさんの意識が良く伝わってきたドラマでした。

印象に残っているのは第8話。最初から最後まで「大泉劇場」といった回でした。
仲の良い同僚、里中がリストラされることを知って苦悩したり、大前さんに罵倒されて、怒りながらも喜んだり、自分が里中の企画を横取りしたことを正直に話して、プレゼンの場を立ち去ったり。
一番の見せ場は、大前さんのために里中と東海林が殴り合うシーン。
里中をわざと怒らせて「やっと本気になってくれた」と喜ぶ東海林。「手加減してんじゃねえ」と、東海林の優しさをちゃんと受け止めている里中。
ちょっと少女マンガっぽい!と思ったけど、いえいえ、これが女のロマン。全然アリです(笑)。
東海林と里中が大前さんを好きになってしまうのはちょっと強引な気がしますが、ドラマはしょせんフィクション。全然アリです(笑)。

ドジな森ちゃんも、冷酷な桐島部長も、イラっとしたりムカっとしたりさせられるけど、どの登場人物も、自分の立場で一生懸命生きているってことに変わりはないわけで、それが良く分かる素晴らしい脚本でした。

一つ気になったのは、派遣会社のコーディネーターの一ツ木さんが、やたらと登場してくるところ。演じていたのが、私の大好きな安田顕さんなのでうれしいのですが、その分、新人社員の浅野を演じる勝地涼の出番が減らされているんでは?と、勘ぐってしまいました。このあたり、「水曜どうでしょう」ファンのプロデューサーと脚本家の意図を感じてしまいます(笑)。

またぜひ、スペシャルドラマか何かで帰ってきてね!
by june_h | 2007-03-16 09:59 | 水曜どうでしょう 大泉洋 NACS | Trackback | Comments(0)