【ネタバレ御免】『宝塚BOYS』@ル・テアトル銀座

「オレ達は今までここで一体何やってたんだ!」
「ダメよ。(この時間を)宝物にしなきゃ」

夢を見るのは簡単だけど、見続けるのは難しい。そして、夢を諦めるのはもっと難しい。
でも一番難しいのは、叶わなかった夢を見ていた時間を、認めて、受け入れて、宝物にすること。

戦後直後に創設され、舞台に立つこと無く解散してしまった、宝塚歌劇団男子部の物語。

TEAM NACSのシゲさんが出演するということで、足を運んだ舞台でしたが、彼らのやるせなさと自分の過去の経験がリンクして、最後は大泣きしてしまいました。久しぶりに、スタンディングオベーションで、役者さん達を見送らせていただきました。
席は最前列下手側。シゲさんの歌と、踊りと、そして美しく引き締まった四肢を、至近距離で堪能できました。

舞台は、戦争が終わったばかりの日本。乙女の歌声響く宝塚歌劇団の稽古場。男子部を創設したのはいいけれど、女子生徒や観客から総スカンを食らって、全然舞台に立てない部員たち。ただ稽古場と寮を往復するだけの「飼い殺し」の日々。
男子が宝塚の舞台に立つことなど、誰も望んでいませんでした。彼らにとって、元から無いパズルのピースを、探し続けるような日々でした。

シゲさん演じる長谷川は、宝塚の女子生徒目当てで入団した男。いつも明るい盛り上げ役だけど、女生徒に手を出したくても出せない、芝居をしたくてもできない、二重のジレンマでいつも悶えてる。

他にも、生真面目なリーダー、上原役の柳家花禄(ピアノがお上手でした)、普段はおとなしいけど情熱を内に秘めた葛山信吾、男子部員を温かく見守る元宝塚の娘役で寮母の初風諄など。

クライマックスのレビューコーナーは、みんなガンバったね!というレベルでしたが(笑)、舞台に立てなかった男子部へのレクイエムに感じて、目頭が熱くなりました。

どうか、今も生きているであろう、宝塚男子部員だった人たちにとって、かの時代が宝物でありますように。

P.S.
シゲさんがつまずいたとこ、みーちゃった!


<関連リンク>
宝塚BOYS(公式サイト)

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by june_h | 2007-06-18 21:27 | 水曜どうでしょう 大泉洋 NACS | Trackback | Comments(0)