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八月納涼大歌舞伎『紅葉狩』@歌舞伎座

とにかく、チケットを取るのが大変でした。
超争奪戦になることはわかっていたんですが、発売日は平日。昼休み、職場のみんなに「何やってんの!?」と怪訝な顔をされながら、ルーフバルコニーで電話を掛け続けるも、全然つながらず。諦めきれずに出張する道すがら、ようやくつながって、古本屋の前でゲットすることができました。

案の定、私が取れた第三部は、即日完売。久しぶりに発売日に焦りました。
やっぱ歌舞伎会に入ろうかしら・・・・・。

■更科姫 実は戸隠山の鬼女:中村勘太郎
■山神:坂東巳之助
■侍女野菊:中村鶴松
■余吾将軍平維茂:中村橋之助


以前、パリ オペラ座で演じられた『紅葉狩』をテレビで見たことがあります。その時は、更科姫が海老蔵で、山神が亀治郎で、維茂が團十郎でした。だから、どうしてもそれと比べてしまう。
更科姫から一瞬、鬼の本性が思わず出てしまうシーンがありますが、海老蔵の更科姫はギラギラ怪しい色気が一瞬見えたのに、勘太郎のは「え?いつ変わったの!?」ってくらい、よくわかりませんでした(^^;

そんなわけで、ことある毎に、海老蔵の更科姫がフラッシュバックする始末。勘太郎の鬼もなぁ、鬼じゃなくて、ただの鬼のコスプレだったなぁ(爆)。
私、勘太郎と海老蔵をよく比べてしまうんですよね。同じ立役だし、年齢も近いし。勘太郎が荒事やってると、「海老蔵だったらもっと迫力があるんだろうになぁ」「海老蔵ならもっと色っぽいんだけどなぁ」と、ついつい思っちゃう。
まあでも、今回はしょうがないかも。千秋楽近くで、かなりお疲れのようだったし。声ガラガラだったし。

お疲れだったといえば、山神さんも、杖でダンダンダンダンと地面を突いて、眠っている維茂を起こすシーンで、ダンダンスカッスカッ・・・・・ちゃんと突けてないし(^^;;;そんなんじゃ、維茂は起きないと思う(^^;;;;;

そんな中、鶴松くんが素晴らしかった!野菊の舞、若々しくてすっきりしていて、見ていて清々しかったです。
彼は中村屋の「部屋子」。『野田版 鼠小僧』の子役だったんだよね。テレビ東京の『誰でもピカソ』でも、「天才歌舞伎少年」なんて紹介されていました。

そんなこんなで、幕間の次は、いよいよお目当ての・・・・・。


<関連リンク>
八月納涼歌舞伎(歌舞伎美人)
by june_h | 2008-09-03 20:53 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(0)