2009年 06月 17日
「鋼の錬金術師」 荒川弘 著 スクウェア・エニックス
会社の女の子が、私の妹が持っている「ワンピース」が読みたい!というので、「交換条件」で「ハガレン」を貸してもらうことになりました(笑)。
(自分の持ち物じゃないのに勝手に決めてきちゃった。あはは)
最初は、これ、面白くなるかなぁと疑いながら読んでいましたが、途中から早く先が知りたくなって、すごいスピードで読むようになりました。
亡くなった母親を生き返らせようとして、錬金術を使ったエドワードとアルフォンスの兄弟。
ところが、失敗したうえに、エドワードは右腕と左脚、アルフォンスは肉体を失ってしまいます。
元の身体に戻るため、「賢者の石」を求めて、二人は旅を続けるのです。
最初、読んでいるときは、「『銀河鉄道999』と逆だなぁ」って思いました。
あれは、機械の身体を手に入れるための冒険だけど、こっちは生身の身体に戻るための旅。
でも、どっちも、「生命の大切さ」とか、根底に流れているものは、似ているように思います。
対象年齢層は、そんなに高くないと思いますが、ストーリーは結構、重いです。戦争のえげつなさとか、ガチで描かれています。だから、大人が読んでも引き込まれるんだと思います。
そして、キャラもとっても魅力的♪
特に好きなのは「キンブラ」こと、キング・ブラッドレイ大総統!とっても色っぽいの(^^)うふ。
悪役ですが、この先彼がどんなヒドいことをしても、私は全然許しちゃうでしょう(笑)。
あと、マスタング大佐とホークアイ中尉の、二人の間に流れる静かで強い信頼感と愛情がステキ♪
結末がどうなるのか、今からとっても気になります!