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「一勝九敗」 柳井正 著 新潮社

ユニクロの会長、柳井正さんのエッセイ。

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真っ先にスゴいと思ったのはタイトル。なかなか失敗を失敗だと言える人は少ないと思うのですよね。特に、エラくなればなるほど。今のユニクロの隆盛は、10やって1成功する、そんな試行錯誤のタマモノ。

低価格で高品質な衣料品を提供することで、爆発的にヒットしたユニクロ。
中国に生産拠点を置くビジネスモデルを確立したけど、一方で、たくさんの批判を受けることに。

でもユニクロ批判って、ヤッカミとか、「出る杭は打つ」行為に見えてしまう。中国に生産拠点を持っているほかの企業が、全部、ユニクロのように成功しているとは限らないし。
ユニクロが支持されているのは、値段の割に品質やデザインが良いことがあると思うけど、品質を高めるために大変な努力をしているし、デザインや広告だって、常に新しいことに取り組んでいます。

ただ、消費者が「安くて良い製品」を求めるのは当たり前だけど、とにかく安さだけを求める行為は、巡り巡って雇用や給料が減るってことにもつながるんだと、それも頭に置いとかないと・・・・・。

そんな私は、今はいているジーンズのサイズが合わなくなっているので、新しいパンツを買いにユニクロに行こうかと思っています(^^;

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by june_h | 2009-06-18 21:49 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)