サイコパスは一見、魅力的。
最初、接していて、何かの違和感を感じる。そして、付き合っていくと、とんでもない人だということが分かる。
サイコパスには良心がない。あるのは損得勘定。
そして、不安を感じない。

ある程度、遺伝的・生得的な要因もあるのだというが、だからといって、その要素がある人全員がなるわけではない。
様々な要因が絡んでいるそうだ。

サイコパスは、緊急時は生き伸びるのに優位かもしれない。
情に流されず、不安もなく、判断を下せるし、鬱になる人も少ないからだ。
南アメリカの原住民の中には、サイコパス的な人間が称賛される部族もいる。

私の友人で、スピリチュアルな?ヒーリングを受けたら、サイコパスになってしまった人がいた。
この本を読んで、そのメカニズムが分かった。

サイコパスを判定する「ケヴィン・ダットンのセルフチェックリスト」は、次のようなものだ。

1.事前に計画することはほとんどなく、行き当たりばったりのタイプである。
2.バレなければパートナー以外の人と浮気をしても良い。
3.もっと楽しい予定が入った場合、以前からの約束をキャンセルしても良い。
4.動物が傷ついていたり、痛がっていたりするのを見ても、全く気にならない。
5.高速で車を運転したり、ジェットコースターに乗ったり、スカイダイビングをするこ6.とに興味をひかれる。
7.自分の欲しい物を手に入れるためには、他人を踏み台にしても構わない。
8.私は非常に説得力がある。他の人々に望むことをさせる才能がある。
9.決断を下すのがとても速く、危険な仕事に向いている。
10.他の人々がプレッシャーで潰れそうになっていても、自分は落ち着いていられる。
11.もし私が誰かをたますことに成功したら、それはだまされる側の問題である。
12.物事が間違った方向に行く場合の多くは、自分ではなく他人のせいである。

彼女が受けたヒーリングは、まさにこれらの思考を植え付けるものだった。

自分に自信がない人や、不安が強い人なら、このようなヒーリングを受ければ気持ちが安定するかもしれない。
でも、元々サイコパスの要素がある人が受けると、その傾向を助長してしまう。

良心も不安もなければラクに生きられる。
でも、それでイイの?

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by june_h | 2018-08-12 11:51 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

脳科学者中野信子さんの本。


運のいい人は、利他精神があるとか、他者のために祈るとか、敵のために祈るとか、スピリチュアル系で言われている話にも通じます。

私も、中学生の頃から寝る前の祈りは欠かしたことがありません(特定の宗教というわけではありません)。
最初は自分の願いが叶うように祈っていましたが、大病してからは、その日無事に過ごせたことへの感謝をするようになりました。
今は、他人のためにも祈るようになり、私を傷つけた人への感謝、決して想いが届くことのない人の幸せも祈っています(笑)。

脳内物質のセロトニンが多い人は幸福感が高いけど、多すぎると不安感が無いので、先のことを考えず、援助交際のような反社会的行動を取りやすい、という話が、興味深かったです。

スピリチュアル系のヒーリングは不安感を無くすようなアプローチをするものがあるけど、やり過ぎたり誤った方向に行き過ぎたりして、自我が肥大して反社会的な行動も許されると思っちゃうのに、メカニズムが似ていると感じました。

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by june_h | 2018-02-11 22:12 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)