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内田先生がAERAに連載しているエッセイ集。

ここ数年のエッセイですが、数年の悲しい予測が当たっていたりすると、本当に悲しくなります。
安倍政権が悪いと思っていても止められないのは、臭いモノにはフタをして、見たいモノを見せてくれるからなのでしょう。

by june_h | 2018-12-29 16:56 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

安田さん曰く「ニートは身体がバラバラ」なんだそうです(^^;

次の言葉は印象的でした。

「絶対に上達しない方法がある。いいとこどりをする弟子は絶対に上達しない。
「いいとこどり」というのは、自分の師や先人たちの技量や見識について良否の判断が自分にはできるという不当前提に立つから。
そういう人は残念ながら「ものを習う」ということができない。」

・・・・・そういうことする人って、傲慢だから、そもそもあんまり成長しなさそうです(^^;

by june_h | 2018-12-04 21:04 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

最近、キリシタンの情報を目にすることが個人的に多くて(^^;

キリシタンに対する拷問が苛烈で陰惨なものになっていったのは、信者が絶対屈しないからだ、というのは納得。
一時的なこの世の命より、死後永遠に続く命と天国の方が大切だと教わっているから。

「信徒発見」の話は、何度聞いても泣いちゃいます(T_T)

キリシタンゆかりの地は、長崎だけだと思ってたんですけど、大阪や京都にも、今もあるんですね!

by june_h | 2018-12-04 20:40 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

久しぶりに内田老師の本読んだな。
自著を解説した本。いわばセルフライナーノーツ集ですけど、こんな本まで出版社が出すなんて、先生の本は、よっぽど売れるんでしょうね。
ちゃんと読んでない本もあるので、要点が分かって得した?気分です。

先生を講演会に呼ぶ人や団体は、先生とか医師とか自衛隊とか「現場」の人が多いんだとか。
限られた有り合わせのもので、日々の出来事を乗り越えている人達に必要とされる言葉なんです。
頭だけの空論ではなく、身体的な実感も、こもっているからですね。

私が内田先生から教わったことで一番大きいのは、長期的な視野を持つことでしょうか。
それがために、仕事で道を踏み誤ることを防いでいられるのかも。
レヴィナスは難しくてよく分からないけど(^^;

by june_h | 2018-01-28 20:54 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

満を持して?の天皇論。


安倍首相が天皇陛下(というよりその権威)を利用しようとしているというのは頷ける話。
自民党の改憲案は、天皇の権限が強化されているように見えるけど、それは天皇のためではなくて、天皇に権限を集めて利用するため。
国民に関係なく戦争できるようにするため。戦前と同じ政治体制を作るため。
神輿は立派でも軽い方がいいのよね。

天皇陛下が退位発言をしたのは、改憲を阻止するためだというのは、本当にその通りだと思います。
陛下はきっと、自分の名の下に、多くの国民や外国人が殺し殺されるようなことが起こるのは望んでいらっしゃらないのでしょう。

でもホント、天皇制を考えた人って誰なんでしょう?権力を持っていたら倒されるから権力を空洞にしておけばいいなんて。
まさか、リアルに「千代に八千代に」千年以上続いているじゃないですか(^^;

by june_h | 2018-01-24 22:12 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

内田先生と、社民党の福島みずほさんの対談です。

「意地悪」化する日本

内田 樹 / 岩波書店


二人の対談を読んでいると、安倍晋三政権や今の日本の現状について、暗澹たる気持ちになってしまい、正直、落ち込んでいる時は読むのを中断していました(^^;
でも、直視しなくては何も変わりませんし、嘆くだけではなく行動しなければなりませんから、最後まできちんと読ませていただきました。

今の政権の姿勢は、安倍首相だけのせいではなく、見たいものしか見ようとしない国民のせいもあるでしょう。

でも、一番印象に残ったのは、内田先生が前の奥さんと別れる時に言われた次の言葉でした(^^;

「あなたは人間としては信頼するに足る人物であるが、男としてはもう飽きた」

・・・・・私は男性ではないけど、男性でこんなこと言われちゃったら相当ショックじゃないかしら。
だから、先生は合気道に走ってしまったのかしら、とか、いろいろ想像してしまいました(^^;

前の奥さんは、先生より4歳年上。
おそらく、先生が「育って」しまったので、「育て甲斐」がなくなってしまったのでしょうね(^^;
by june_h | 2016-04-05 10:19 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

内田先生の新刊。
メルマガのQ&A集の加筆・修正のようですが、先生が日頃からおっしゃっていることをまとめた感じで、分かりやすかったです。

困難な成熟

内田樹 / 夜間飛行


読んでいると、最近、悩み迷うことの多い自分にグサグサ突き刺さるような言葉ばかり(^^;
やはり、内田先生は、我が心の老師です。

いくつか印象に残った言葉を。

■0から1を創り出す生産者より、それをコントロールしたり右から左に動かしたりする人の方が儲けている。

■「守るべきものがある」というマインドがあると組織のパフォーマンスが劇的に向上する。

■「執着に引きずられると生命力が減殺します。ある選択が適切だったかどうかを判定するときの度量衡はいつでも「生きる力」の増減です」

■「理屈をつけないと身体が動かないというのは執着のほうです」

■サンタクロースにはお礼ができない。だから、それを自分の子供に返す。

■「人々が「すぐばれる嘘」をつき続けるようになったのは、別に人間がそれだけ邪悪になったからでも、愚鈍になったからでもなく、私たちが平均寿命のきわめて短い生物としてふるまうことを強いられているからです」

■「教育とは「おせっかい」と「忍耐」。身銭を切る」「人は成熟しているようにふるまわなければならないときに成熟する」

■「トラブルは「問題」じゃなくて「答え」」
by june_h | 2016-02-19 22:31 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

韓国人の日本観を知るための、韓国の財閥の元CEO、弁護士、大学教授と著者によるインタビュー集。
著者のオ・スンホ氏は、在日コリアン3世です。

韓国インテリジェンスの憂鬱

オ・スンホ / ベストセラーズ


今の日韓関係がややこしくなっているというのは、今回インタビューされた方々のみならず、全世界的な共通認識だと思います。
私がこの本に期待していたのは、日本とは違った見方だったり、状況を打開するための大胆な発想だったりしたわけですが、そういったものは見つけられませんでしたね(^^;
そもそも、メインストリームの知識人から既存の価値観をひっくり返すような思想は出て来ないでしょうけど、韓国の場合、日本よりも、均質化・同調圧力が強いような気がします。
内田樹先生の本が韓国で売れるというのは、硬直化した見方から離れるツールがなかなか無いことの表れのように思います。

韓国人には根底に
「日本は戦争に負けたのに、占領も解かれ、天皇制も残り、国土も分断されずズルい!」
という気持ちがあるみたいで。
そういう気持ちが根底の動機にあるなら、日本が韓国よりずっと落ちぶれない限り、何回誤っても許してもらえないような気がしますが(^^;

この本の中では、国民大学教授のイ・ゲヒョン氏のインタビューがわかりやすかったです。
日本の植民地統治時代の独立運動史を専攻されている教授ですが、韓国の今の主張や考え方が、どのような考え方を基にしているのかという点で、非常に参考になりました。
by june_h | 2016-01-27 17:58 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

夏風邪で寝込んでいる時に、ヒマで一気読みしてしまいました(^^;
白井聡さんは『永続敗戦論』の著者で、内田先生がツイッターで何度も言及していた方です。

日本戦後史論

内田樹 / 徳間書店


今の日本がどうしてこんなにねじれてしまったのか。
元を辿ると、結局は、いつも、1975年の敗戦に至ります。
それは、白井さんも内田先生も同意見です。

その時に、日本にとっての判断基準がアメリカになってしまった。
アメリカに従属することが染み付いてしまって、疑うことすらないんですよね。

今は、安保法制に賛成か反対かで、激しく議論されています。
難しいのは、どちらの人も「戦争に反対」
「国を守るため」
と言っていることです。

幕末でも、開国か攘夷かで、国が割れました。
どちらの人達も、国を守るためという思いは同じでした。
今の私達は、その後の歴史を知っているので、攘夷派を馬鹿にします。

百年後の人が今の日本を見た時、賛成派と反対派、馬鹿にするのはどちらなんでしょうね・・・・・。
by june_h | 2015-10-27 14:01 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

内田先生と、漫画家で京都精華大学学長の竹宮惠子さんとの対談です。

竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)

竹宮 惠子 / 小学館


内田先生が少女マンガをお好きなのは、前の奥さんから手解きを受けていたからなんですよね。
話は逸れますが、内田先生ファンの友達と以前、
「どうして離婚したんだろうね。こんなにイイ男なのに」
という話で盛り上がった時に、欠点が見つからなかったので
「先生が、きっと変態だからだろう」
という結論に落ち着きました(^^;

話を戻して、日本のマンガが発展した理由は、
「マンガはオープンソースだから」
と、竹宮さん。

作品自体には著作権がありますが、表現方法などは、いろんな漫画家が真似して取り入れて、改良を重ねていった結果、発展していったのだろうということです。

今では、同人誌によるパロディもたくさんあって、最初からパロディが作られることを狙ったオリジナルまであるんですよね!

それから、漫画家は、雑誌に連載している時は、出版社と契約を交わさないという話にオドロキです!
口約束だけで、ほとんど眠らず書き続けて締め切りを落とさないなんて(^^;
落としてしまうと、後がない、プロとしてやっていけないという危機感からなんですって。

竹宮さんは、今、大学で学生にマンガの描き方を教えたり、マンガの原画を保存する活動を行っているそうです。

あと、内田先生が、
「自分の「ヴォイス」を持つ」
のが大切だと仰っていました。
ちょっと長いですが、引用します。

自分の「ヴォイス」や「文体」を発見するためには、ひとりでじたばたしてもダメなんだと思います。
個人ではなく、集団を基礎単位で考えなければいけない。
同時代・同世代のすべての作家たちを一つの集団とみなす。
そして、「この集団が全体としていったい何を達成しようとしているのか」を考える。
集団全体が達成しようとしていることが見えてきた時に初めて、その集団内部での自分のポジションがわかる。
その集団内部で自分にしかできないこと、誰も自分の代わりがつとまらないことがわかる。
ここは自分がやらなければ誰もやらない。
でも、誰かがやらないと全体としてのバランスが崩れる。
だから、自分がやる。
そういう考え方をすれば、自分しか占めることのできない固有の立ち位置、固有の役割を発見することになる。
「ヴォイス」を持つというのはそのことだと僕は思うんです。

by june_h | 2015-08-24 10:56 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)